戸建てを売却するときには早く高く売りたいと考えるのが一般的です。どの業者に依頼するかによって、売れるのにかかる期間も売却価格も大きく左右される可能性があるので、有利になるように賢く選び出すことが大切になります。

その会社の得意分野を知ろう

戸建てを売るときの買取業者の選び方のポイントとして、取り扱っている物件の得意分野について情報を集めることがまず肝心です。会社によってメインで扱っている物件が異なり、それに応じて取り引きのある顧客にも違いがあります。ワンルームマンションやアパートなどを主に扱っていて、単身者が物件を探すのによく使う会社に仲介を依頼しても買い手が見つからずに困りがちです。家族向けの戸建て物件を主に扱っていると買い手が見つかりやすく、さらに戸建ての特性も買取業者がよく理解していて効果的な営業活動を行ってくれると期待できます。

大手がいいか地域密着がいいか

買取業者は、大まかに大手と地域密着の二種類に分けることができます。どちらを選んでもメリットもデメリットもあるので売りたい戸建ての状態や立地、売る際の希望に応じて選ぶのが大切です。大手の場合には、販売エリアが広いので候補になる買い手が多くなる傾向がありますが、扱っている物件数も多いので営業活動の際に優先して紹介してもらえるとは限りません。一方、地域密着の場合には限られた顧客にしか販売活動を行ってもらえないことが多い反面、物件数は限られているので個々の顧客に丁寧に紹介してもらえる可能性が高くなります。広く販売して買い手を探したいか、地元のニーズを期待して売ると考えるかによって選択するのが基本です。

有利に販売するための戦略はあるか

戸建てを有利に販売するにはいくつかの戦略があります。買い手は多かれ少なかれ印象を大事にするので、まずは戸建ての見た目を改善するのが重要です。外側も内側も丁寧に掃除をすることが有効な対策になりますが、それでも売れないときの対策としてリフォームが挙げられます。老朽化してしまった戸建てでもリフォームして見た目をきれいにし、古い設備を入れ替えるだけでも魅力のある物件になることはよくあるからです。また、売却時期を選ぶのも賢い方法であり、年度末や9月頃の繁忙期を狙って売りに出すと物件を探している人が多いことから有利になります。

まずは査定依頼をしてみよう

何から始めたら良いかわからずに悩んだら、買取業者に査定依頼をしてみるのが肝心です。査定をしてもらうと、物件の良し悪しを正しく評価してくれる会社かがわかると同時に、売れないときのための対策が必要かも判断できるようになります。