
マンションを少しでも価値の高いものにするためには、内覧が重要です。少なくとも自らのマンションの購入に関心を寄せている方に、好意的な印象を持ってもらいたいと考えます。内覧に向けてチェックするべき点を見てみましょう。
第一印象は玄関で決まる
マンションの売却を有利に進めたいなら、内覧の機会を充実させることが重要です。内覧に来る人にとって少しでも好印象を残すためには、その第一印象を良くすることも必要です。ズバリ第一印象を良くするためには玄関がカギを握ることになります。
家族の靴が脱ぎ散らかしてあるという状況は持っての他ですが、適当に片付いているというレベルでもいけません。あくまでも見に来てくれた人が感心して帰るようにしておくことが必要です。玄関を好印象に見せるための方法として、シンプルにしておくということが挙げられます。極力、最低限度の靴以外のモノは収納スペースにしまっておきましょう。光が取り込める玄関であれば良いのですが、常に暗い場合には、照明器具を使うなどして明るくしておきます。
水回りは特にキレイに
内覧に来てもらう際には、住宅内をキレイにすることになりますが、特にキレイにしておくことが必要なのは、水回りです。キッチンやバス、トイレなどが挙げられますが、いずれも汚れが目立つ場所といえるでしょう。経年変化や経年劣化が出やすい場所でもあります。
水回りの中でもクリーニングが難しいのがキッチンです。主婦にとっては、毎日のように使う場所だけに、ついつい注目してしまうことも無理はありません。シンクやガス台などの水汚れや油汚れなどを洗剤などを使ってピカピカにすることも必要でしょう。忘れがちになるのが、キッチンにも多くある収納スペースです。いつ見られても良いように掃除しておくことが大事です。内覧に来た奥様の厳しいチェックが入ることも忘れてはいけません。
できるだけ部屋を広く見せよう
限られた空間をいかに広く見せるかも重要なポイント。基本的に、広々とした空間の方が好印象を持たれるだけに工夫をすることが必要です。広く見せるには「視線の抜け感」を作ることができるかが大事な点です。部屋に入った時に視線が奥まで通ることで開放感を与えることができます。万一、部屋の視界を遮ってしまうようなインテリア製品が中央にあるならば、移動することも有用な方法でしょう。
できる限り、部屋の真ん中に大きなスペースが空くようなレイアウトにすることも効果的です。なるべく床面が見えることで、スッキリとした印象を作れます。
臭い対策も忘れずに
玄関や水回りなどをキレイに磨き上げ、部屋内のインテリア製品などの配置を変更して内覧への備えが整っても決して油断してはいけません。臭い対策もしっかりとしておくことが重要です。あくまでも他人が来るということを忘れずに臨みましょう。