
相続した実家のマンションに、悩む人は多くいます。売却や賃貸住宅にするなど、様々な選択肢が考えられるからです。思い入れのある物件であれば、手放したくないという人も少なくありません。この記事では、相続したマンションの活用法をご紹介します。
自分や親族の住居にする
実家のマンションに自分や親族が住むという方法があります。自身の住宅が賃貸物件である場合に多い傾向です。持ち家に移り住めば、家賃を払わずに済むため月々の出費は減るでしょう。しかし、子供の学校や職場から遠くなってしまうなどの理由で迷ってしまうこともしばしばです。そのような時には、親族に住んでもらうといった方法も有効になります。賃貸住宅として活用することも良いですが、借り手がいない場合は収益になりません。売却の際は、持ち家を手放すことになるでしょう。収益にはならなくても、持ち家を手放さずに管理できることから、良い活用法とされています。
賃貸して収益物件に
相続したマンションを賃貸住宅にすることも1つの手です。古い物件もリフォームを施せば、住みやすくなる可能性があります。賃貸住宅は借り手が居て、初めて収益になる方法です。安定して借りてもらうためには、良い立地条件が必要になります。買い物できる環境や駅から近い場所にあるマンションであれば、借り手がつきやすくなるとも言われています。逆に最寄駅から遠い物件などは、借り手が少ない場合もあるため注意が必要です。「待機児童対策ができている地域か」や「治安の良し悪し」なども大切なチェック項目です。相続マンションを賃貸住宅にしたいという時は、地元の不動産会社などに「借り手がつくかどうか」を聞くと良いでしょう。
売却して現金化
マンションを売却し、現金化するという方法もあります。賃貸として活用するには、修繕費用なども負担しなくてはなりません。老朽化の際は、建て替え工事やリノベーションも必要になるでしょう。売却であれば、このような費用負担を減らすことができるのです。「自分や親族が住めない場所にマンションがある」という時にもおすすめの方法になります。インターネットや不動産会社で、不動産の一括査定も可能です。まずは一括査定で「持ち家の価値」を調べてから、売却を検討しても遅くはありません。「賃貸用にした方が収益があった」ということも少なくないことから、慎重な検討が大切です。
不動産会社に相談してみよう
相続したマンションの活用法は様々です。「どうすれば良いか分からない」という時や「利益を出したい」という場合には、不動産会社へ相談してみましょう。賃貸住宅にはメリットもありますが、デメリットも多いです。自分の希望に合う活用法を検討しましょう。